働きたくない皆はモチロン支持するよね?ベーシック・インカムの実現性
ベーシック・インカムって言うのがありますね。
国民全員に毎月何万円か無条件で配ると言う。
何年か前にその言葉を知った時、すごく良いと思いました。
ええ、モチロン、働きたくないからです。
…とは言え、最初に聞いた時は「夢みたいな話だ」「まあ無理だろう」と思いました。
良く調べもせずに、何となく。
ところが、最近また連続してベーシック・インカムの記事を見る機会がありました。
特に驚いたのが、「誰々の意見」ではなく、実際にやる国が出てきたと言うニュース。
まずこれ見て驚いて
フィンランド、国民全員に800ユーロ(約11万円)のベーシックインカムを支給へhttp://www.businessnewsline.com/news/201512071631370000.html
ただ、それは誤報だったらしく、実際のところはまだ「できるかどうかの実験をこれからやろうか」と言う段階のようです。
この記事によると、低額ならば既にやっているところがあるんですね。
アメリカのアラスカとか、ブラジルのマリカと言う都市で。
スペインでもベーシックインカムを要求項目に掲げている政党が大躍進したとか。
また上の記事でも触れられていますが、スイスで国民投票するって話も話題になったようですね。
そんな訳で、「何だか盛り上がってんな~」と感じ、ちょっと調べて見たらすごく合理的で欠点が少ないシステムだなと思い、ますます実現性にリアリティを感じるようになりました。
財源の問題もさほど心配なさそう。
一人月5万円のベーシックインカムだとすると、年間に必要な財源は約75兆円だ。これは、巨額に見えるかも知れないが、現在の社会保障給付は既に年間約 90兆円ある。年金、雇用保険などで既に負担している保険料も含めて税金に置き換えてベーシックインカムの財源とすることができれば、健康保険など医療関 係の支出約30兆円を除外して、追加財源は15兆円程度で実施可能だ。消費税で賄うなら、5%程度の税率引き上げでいい。また、税金を払う人もベーシック インカムを受け取るので、お金の出入りに重複があり、見かけほど負担が増えるわけではないから、規模的には月5万円以上のベーシックインカムも実現可能だ ろう。
同じ記事のこの部分も重要。
ベーシックインカムは運営コストが安い。ベーシックインカムにあっては、年金のような保険料の徴収、支払いのための手続き、データの管理も必要ない。社 会保険庁も不要になるし、年金不払い問題のようなミスが起こる可能性も小さい。行政の効率を改革するにあたって、ベーシックインカムは強力な武器だ。
まあ、もっともそれは長所短所が表裏の関係になっていて、上記記事では、それゆえに役人が抵抗するだろうとも書いていました。
同じ人が別の記事で似たような事を書いています。
この言い方も分かりやすい。
たとえば、ベーシックインカムで100兆円配るがそれに関わる公務員が1000人である政府と、社会保障支出は70兆円だが、それに関わる公務員が1万人いる政府とでは、実質的にどちらが「大きな政府」だろうか。
こちらのビデオも分かりやすい。
珍しく右も左も支持するシステム。
との事。
色々情報漁ってたら、ベーシック・インカムネタだけでご飯何杯も食えそうな気になって来たので、何回かに分けて書いて行きます。