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すべての働きたくない人へ

働かない事をあの手この手で肯定していくブログです。

ベーシック・インカム反対論に反論3 ②社会は回らなくなるか?

ベーシック・インカム 労働 働かない

ベーシック・インカム反対論に反論していくシリーズ3回目の続きです。

前回の記事はコチラ↓

ベーシック・インカム反対論に反論3 日本は破綻するのか - すべての働きたくない人へ

 

 

今回はあのビデオで始終話題に出ていたもう一つの問題

「仕事が淘汰され社会が回らなくなるんじゃないか」問題を考えます。

 

その問題の趣旨概要(ひろゆき萱野稔人の主張)

ベーシック・インカムで全員、最低限の生活が保証されるならば、最低限の生活を保証するためにあった「最低賃金」は意味をなさなくなり廃止される。

・そうすると例えば「時給1円」でも合法となり、全ての仕事の賃金は低下する。

・時給1円でも人のやりたがる仕事、例えば芸能人とかは困らないが、便所掃除は誰もやらなくなるだろう。働かなくても生きていけるし。

・消防士等、危険な仕事も誰もやらなくなり、社会は回らなくなる。

 

反論

最低賃金が無くなるのはそうかもしれない。

・「掃除されない便所」は出てくるかもしれないが、あらゆる便所が汚いままにはならないと思う。

何故なら…

例えばデパートの便所が汚かったらどうなるか?

クレームも来るだろうし、客も減るだろう。

よってデパートとしてはやらざるを得ない。

「1円」では「便所掃除のバイト」は集まらなくなるかもしれないが、 それでも誰かがやらざるを得ない。

ではデパートはどうするか?

社員にやらせるだろう。(て言うか、今もそうなんじゃないの?)

社員にその余裕が無かったり、どうしても嫌がるならもっと高い時給を出さざるを得ない。

時給が高ければやろうと思う人間も出てくるだろう。

 

公園等の公共施設も同じ。

時給1円にしたら便所掃除のバイトが皆辞めて、その後クレームが来るようなら結局他の仕事をしている公務員なりを回さざるを得ない。

それで回らないならもっと高い時給を出さざるを得ない。

 

 

・消防士はどうか?

確かに消防士は便所掃除と違って「とりあえず誰かが代わりにやる」と言う訳にはいかない。

また「時給1円」にしたら確かに相当辞めてしまうかもしれない。

しかし、元々「時給1円」と言う想定が極端過ぎると思う。

最低賃金が無くなる事によって、全体の給与水準が下がるのは事実だとしても、「辞められすぎて困る」ポイント以下には下げられないだろう。

 

よく「曲線がぶつかる点、良い具合の所で落ち着く」事を示すグラフありますけど、あの理屈です。

需要曲線と供給曲線

 

そもそも、今だって消防士やってる人は「給料が良いから」やってるの?

ちょっと調べたらこんなの出ました。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

「消防士だけど給料安くてやってられない」と言う愚痴です。

知恵袋だし、本当かどうかは分からないけど、具体的な数字も出てて信ぴょう性はある感じ。

コレ見る限り全然高給じゃなさそうですね。

でも、仮にこの知恵袋で話題に出ている噂の「年収700万」が事実だったとしても、消防士なら危険度から考えて個人的には高給とは思わないですけどね。

給料だけがモチベーションでやってる人は今だって別の仕事してるのでは?

逆に、ベーシック・インカムで収入の底上げがされれば、この知恵袋の「やってられない」と言う相談者も豊かになるのでは?

 

ここまでがまともな反論です。

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思考のお遊び(妄想編)

 

あのビデオも結構極論振り回してふざけ半分な感じなんですが、例えば「警察も皆辞めて北斗の拳みたいな世界になる」とかも言ってました。

"今までは「ヤクザがホームレスを養子にして生活保護を受けさせて…」みたいな事があったけど、ベーシック・インカムがはじまったらターゲットは誰でも良くなる。

支給日に適当に弱そうな奴から巻き上げれば良い。" 的な事を言ってました。

 

上記のまともな方の反論の理屈で「それは無い」と思いますが、考えると面白いので、仮にそうなったとしましょう…

 

貧困ビジネスって言葉がありますね。

今の所「貧困につけこむ」「貧困を食い物にする」的なネガティブな使われ方ですが、ベーシック・インカムがはじまって、ベーシック・インカムだけで生活しようとする人が増えた場合、そして上記のような北斗の拳の世界になったら…

悪い意味じゃなく、「ベーシック・インカムだけで生活しようとする貧困層」を相手にしたビジネスも色々出てくると思うんですよ。

 

例えば、警察が機能しなくなったら用心棒ビジネスなんか成り立たないだろうか?

デリバリー用心棒組合見たいなものを作って、携帯とかメールとかアプリなんかで依頼が来たら近場の用心棒が駆けつけて警護、もしくは復讐する。

しっかり復讐する前例を作っておけば、そのサービスに入っている事自体が抑止力になる。

そのサービスのステッカーとかを見える所に貼っといて。

「セコムに入ってる家にはビビって泥棒が入らない」みたいな。

 

え?誰が用心棒やるのかって?

この話の前提では警察は殆ど辞めてる事になってるので人材は沢山余ってると思いますよ。

それに、「弱いやつから巻き上げる」のは嫌でも「大義名分があれば暴力ふるいたい」人って結構世の中にいると思うんですけどね。

割りとまともなヤクザも参入するかもしれませんね。

今だって風俗とか一応法律の範囲内で稼いでるヤクザもいるんじゃないですか?

それと同じですよ。

常勤じゃなくて出来高制とかなら基本働くの嫌いな人も気が向いてちょっと小遣い欲しい時に出来ますしね。

 

最近、電力自由化とかで「携帯と固定回線ネットと電力をセットにすると安くなる」とかやってますけど、大手なんかはそう言うのに組み込むかもしれない。

 

ダミーの防犯カメラとかありますけど、あんな感じでダミーの「用心棒組合ステッカー」とかも商品化されるかもしれない…

 

そんなこんなで結果、案外秩序は保たれるんじゃないかと言うが私の予想です。